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吉野山の名所

吉野和紙


7世紀初め、大陸から伝えられた製紙技術は、朝廷や寺院に納めるのに都合のよい土地で行われたという説があります。平安遷都後、紙の生産は、水に恵まれた吉野山間でさかんになりました。江戸時代には、80軒を超す家々で漉かれていましたが、現在では10数軒を残すのみとなりました。
当店では、紙漉き名人の福西さんの紙を取り扱っています。

吉野懐紙には、古い歴史があります。
豊臣秀吉が桃山時代 文禄三年(1594年)に 3000人のお供(徳川家康・
前田利家・伊達政宗等)と吉野山へ花見にきました。
吉水神社が本陣となり、吉野懐紙にお茶席ではお茶菓子を乗せ、歌の会
では和歌を書きました。
その時、伊達政宗が大変上手に和歌を書けたので、吉野懐紙の文献が、
仙台の伊達家に保存されています。

その時の和歌
秀吉: とし月を 心にかけし よし野山 
              花の盛りを 今日見つるかな
正宗: 君がため よし野の山の まきのはの  
              ときはに花の 色やそはまし

家康: 君が代は 千年の春も 吉野山
              花にちぎりの 限りあらじな
利家: 千早振る 神の恵みに かなひてぞ
              今日み吉野の 花を見るかな

一筆箋

封筒・便箋・葉書

このページの内容

吉野和紙ができるまで
吉野和紙の種類
吉野懐紙/封筒・便箋・一筆箋
ギャラリー 吉野和紙使用の作品
吉野懐紙
和紙の種類
和紙ができるまで

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ギャラリー 吉野和紙使用
山路智恵さんの作品
山路智恵さんプロフィール
1981年生まれ。小学校入学式当日から卒業までの2000日間、1日も休むことなく絵手紙の創始者小池邦夫さん宛に、絵手紙を投函。以来、大学生の現在も絵手紙を書き続け、その数はすでに5000点を超えます。
池田耕治先生の作品
i池田耕治先生のプロフィール
奈良県生駒市在住の篆刻家であり、画家であり、書家の「もぐら庵」さんは、洒落を愛する芸術科です。
主な著書に「もぐら庵/楽しい印づくり」
「もぐら庵遊びの印」などがあります。

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和紙の原料となる楮(こうぞ)です。
和紙は48の工程の手作業を経て生まれます。
原料を刈りとり、一定の長さに揃え、蒸し釜で1〜2時間蒸し、黒皮を剥ぎます。これが、黒楮です。次に、表皮をとって、乾燥したのもが、白楮です。
白楮晒(川晒し)
厳寒の吉野川で、白楮を何度も水洗いします。
寒さの厳しい冬が、良質の和紙ができる最適期になります。
除塵(ちりきり)
小さな塵や不純物そ丹念に取り除きます。
ねばりのある和紙となるための作業です。
釜たき(かまたき)
目に見えなり不純物を取り除く作業です。大きな釜に楮と木灰(あく)を入れて、お湯で煮立てながらかきまぜます。その後、あく抜きをします。
紙素打ち(かみそうち)
繊維をより細くほぐすことにより、柔らかく腰のある和紙になります。
紙漉き(かみすき)
漉槽の中に原料、木糊の液を加えよく混ぜてから、桁ですくって縦横にゆらし、一枚一枚漉きます。
スダレの上に、手際よく漉き上げられてられていきます。
板張り乾燥
漉き上げられた紙は、干し板に貼り付けられて、天日で乾燥させ、出来上がりです。和紙の天日干しは「紙すきの里」と呼ばれている吉野町国栖
(くず)の風物詩となっています。谷崎潤一郎氏も小説「吉野葛」でこの風景を描写しています。
紅葉(もみじ) 金箔(きんぱく) 七夕(たなばた) 井草(いぐさ)
桜の花の型抜きしたのを散らしたもの もみじの型抜きした折り紙を散らしたもの 金箔を漉きこんだもの 小さい折り紙を漉き込んだもの 井草を漉き込んだもの
宇陀紙(うだがみ)                    
古くから市場町のあった宇陀地方の名をとって「宇陀紙」と呼ばれています。川上村白屋の白い山土が入っていて、水墨画、書道に適しています。掛け軸の裏打ち紙や宮内庁の古文書の修理などにも虫がつかないので重宝されています。
生漉き紙(きずきがみ)                
かな用、昔の戸籍謄本、障子紙として使われます.
インテリアの一部に使われたり、封筒・便箋にも使われます
草木染め(桜・榊・ねむ・あけび)
のもとの紙です。
草木染め
桜、榊(さかき)、ねむ、あけび などの天然素材で染めます。
写真では、本当の色はでません。
是非本物を見てください。すばらしい色です。
うすじま紙

楮(こうぞ)の塵(たちくず)を漉き込んでいます。
書道、絵画等にお使い頂けます。お得な和紙です。
川藻(かわも)入り紙
吉野川の川藻を漉き込んでいます。
インテリアランプや障子に使うと楽しい紙です。
楮(こうぞ)の皮入り紙
楮の一番外の茶色の表皮を漉き込んでいます。
本の表紙や、インテリアにお使い頂くと楽しい作品ができます。

半切:142p×32pが基準です。
障子紙用に、幅の広い紙もあります。